大根の読書日記

読書好きの理系男が、読んだ本や調べたことについて、だらだら書いてます

身の回りの化学 脱毛剤(チオグリコール酸など)

久しぶりの身の回りの化学シリーズ。

今回は脱毛剤について取り上げたいと思います。

 

脱毛剤の成分

多くの脱毛剤の場合、成分を見ると

有効成分:チオグリコール酸

その他の成分:水酸化ナトリウム水酸化カルシウム

となっています。 

チオグリコール酸はメルカプト酢酸ともよばれ、脱毛やパーマに使われる薬品です。

チオグリコール酸 - Wikipedia

しかし、このままではとっても臭いので、アルカリと反応させた塩の形でもちいられることが多いです。

 

パーマの仕組み

髪のくせは、髪のタンパク質の中の硫黄原子の同市の結合に左右されます。チオグリコール酸はこの硫黄同士の結合を切ったりくっつけたりすることでパーマをつくります。パーマの仕組みについては、詳しくはこちらのホームページをどうぞ。

http://www.perm.or.jp/01/01.html

 

脱毛の仕組み

髪はタンパク質でできています。そしてタンパク質はアルカリで変形したり、分解する性質があります。垢や血液なんかのタンパク質よごれが、アルカリで落とせるのはこのせいです。

これだけは知っておきたいアルカリ剤の特性 - 石鹸百科

また、チオグリコール酸は硫黄同士の結合を切ります。アルカリとチオグリコール酸を組み合わせることで、毛を切れやすくする、これが脱毛剤の仕組みです。

 

デメリットは?

・臭い

チオグリコール酸は塩になっていても独特のにおいがします。

硫黄の臭いが苦手、という方は少なくないですね。

 

・アルカリによる刺激性

アルカリを使うもの全般に言えることですが、肌に悪いです。

使ったらすぐ水洗いをしっかりしましょう。

 

・チオグリコール酸

皮膚刺激性、粘膜刺激性、感作性が知られています。

職場のあんぜんサイト:化学物質: メルカプト酢酸

感作はアレルギーの準備段階のことです。

アレルギーを知ろう|一般の皆様へ|一般社団法人日本アレルギー学会

使い続けるとアレルギー性皮膚炎などの症状が出る可能性があります。

皮膚に異常を感じたら、使うのをやめた方が良いと考えられます。

 

 

まとめ

アルカリを使っているので皮膚に良くないです。

また、アレルギーの原因になる可能性があります。

使うときは、お肌に気を付けて、終わったらすぐ洗いましょう。

 

 

ではまた、次回。