大根の読書日記

読書好きの理系男が、読んだ本や調べたことについて、だらだら書いてます

ドライアイスと石油の不思議な関係 (2017/07/27 日経産業新聞より)

www.nikkei.com

今日の日経産業新聞で面白い記事が載っていました。

 

ドライアイス不足の原因が製油量の低下にある、という話です。

 

実はドライアイスの原料

石油を精製する際に出る、純度が高い二酸化炭素だそうです。

 

この新聞を読んで初めて知りました。

空気から取り出すよりはるかにコストが安いから、だそうです。へー。

 

今回は、ドライアイスの製造と使用について調べてみたいと思います。

 

製造ルート

石油の精製や、製鉄所、酒蔵などで生まれた二酸化炭素は回収され、次のような工程で液化ガスやドライアイスになります。

 

①精製 水素、酸素、窒素を除きます

②圧縮 水分を除去しつつ、圧力をかけて液化炭酸ガスにします

   日常の空気の圧力では二酸化炭素は固体から気体へ一気に変わりますが

  圧力をかけると液体になるんです。

   理科の実験でご存知の方もいらっしゃると思います。

③輸送 液体としてドライアイスの製造業者や、消費者へ

④凝固 液化ガスをドライアイスプレス機でドライアイスに固める

 

なるほど。液体として運ぶ方がかさ張らないし、計量、加工も楽ですね。

くわしくは、下のホームページをご覧ください。

炭酸ガスとドライアイスの製造工程 | ドライアイス資料館 - 昭和電工ガスプロダクツ株式会社

 

 

二酸化炭素の主な用途

・冷却

主にドライアイスが用いられます。

・アーク溶接の防護ガス

金属を溶接させる際、金属が酸化するのを防ぐため、不活性ガスを使います。日本ではアルゴンは高価なので二酸化炭素を使うことが多いようです。

炭酸ガスアーク溶接 - Wikipedia

・飲料用

 

 

産業用二酸化炭素の不足

このように、様々な用途に二酸化炭素は使われています。

また、クール配達の使用増加によって、消費が増加中とのこと。

しかし製油量の減少や、工場の海外移転により原料の高濃度二酸化炭素が不足しつつあるそうです。

 

国内にないなら輸入すれば、といきたいところですが

記事によると

運搬中にドライアイスは約10%が消えていく

とのこと。

輸入なんてしたら、効率が悪い、どころではないですね。

 

 

まとめ 

二酸化炭素の増加が叫ばれています。

脱石油の研究が日々、行われています。

 

しかし、その影響でドライアイスの品不足が起こりつつあります。

ドライアイスの値上がりする日も遠くないかもしれません。

 

風が吹けば桶屋が儲かる

とは申しますが

世の中は思った以上に複雑怪奇。

そんな風に思いました。

 

 

ではまた、次回。