大根の読書日記

読書好きの理系男が、読んだ本や調べたことについて、だらだら書いてます

身の回りの化学② 石けんとシャンプーの成分(高級アルコール?ココイル?)

 

 今回は、シャンプーの成分についてみていきたいと思います。

 

現在、シャンプーに使われている成分は大きく分けて3つあります。

抜けがあったらすみません。ご指摘いただければ幸いです。

 

1.石鹸系(ラウリン酸Na、オレイン酸Naなど)

2.高級アルコール系(ラウリル硫酸Na、ラウリル硫酸カリウムなど)

3.アミノ酸系(ココイルグルタミン酸、ココイルアラニンなど)

 

では、順にみていきましょう。

以下に添付している構造式はあくまで基本的な成分の構造です。

実際には、様々な改良が施されているので参考程度にしてください。 

 

1.石鹸系(ラウリン酸Na、オレイン酸Na、ステアリン酸Naなど)

古くから使われている、いわゆる石けんです。

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アルカリ性のため、しっかり手入れをしないと毛が痛みます。一方で、洗浄力が高く、毛穴まで洗えます。また、生分解性が高いため、健康面から見て安全性が高いといわれます。これらの能力から、根強く使用されているようです。

 

2.高級アルコール(ラウリル硫酸Na、ラウリル硫酸カリウムなど)

最も広く使われているのが、高級アルコール系です。

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高級とありますが、これは炭素数の多い(一般的には12以上)アルコールのことです。これは、中性洗剤と同じ成分です。油を落とす能力が高いのですが、それがアダとなり頭皮の炎症などにつながりやすいという特徴があります。また、石油由来成分で生分解性が低いことからも、肌が弱い人は避ける傾向があります。他の洗剤と比べて安価で、しかも泡立ちが良いので、最も広く使われています。

 

3.アミノ酸(ココイルグルタミン酸、ココイルアラニンなど)

アミノ酸からできているシャンプーです。

ココイルグルタミン酸ナトリウムの構造はこんな感じです。 

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ココイルはココナッツ脂肪酸(ヤシ脂肪酸)アシルということらしいです。

ヤシ油の成分はラウリン酸が50%弱、ミリスチン酸が15%~20%、パルミチン酸が10%弱ぐらいとのこと。

ヤシ油 - Wikipedia

なので、ココイルグルタミン酸ナトリウムはラウリルグルタミン酸ナトリウムは半分くらい同じ成分です。ちなみにラウリルは「ラウリン酸の~」という意味です。

アミノ酸からできているため、最も肌や毛への負担が少ないというメリットがあります。一方で、他に比べて高価で、洗浄力が弱いというデメリットも。

  

シャンプーも色々あるのですね。

とはいうものの私はお金がないので、もっぱら高級アルコール系です。

頭皮へのダメージを考えたら他がいいのでしょうが、なかなかそうもいきません。

うーん。難しい。 

 

ではまた、次回。